2010年3月21日日曜日

想像力




株をする人は、なぜするのでしょうか?
反対に株をしない人は、なぜするのでしょう?

株をしない人 は、お金があるから株をするのだろうと考えているようです。
反対に、株をする人は、お金がないから株をするという人も少なくありません。

株 をする人はお金を儲かるからすると言います
株をしない人は、お金を損するからしないと言います。

どちらが正しいのでしょうか?
お 金が儲かるという意見も、お金を損するという意見も、両方とも正しいのです。

両方とも正しいので迷います。算数のように明確な答がないの で分かりません。損をするという人が多いにも関わらず、お金が儲かる人という人はどうしてそれが可能になるのでしょうか?

そう質問すると みなさんの答えでは、「努力するから」というのが圧倒的に多く返ってきます。
ではどうして努力できるのでしょうか?

一体何だと思 いますか?
想像の力です。

想像が、がんばろうという意志をリードして、努力させ続けます。
正確には想像に引っ張られてい るので、努力している意識はあまりないようですが。

お金を損すると考える人は、損することばかりに意識が働き、努力もそこそこになりがち です。
決してなまけものでもないし、努力が嫌いということでもありません。
意志よりも強い想像の力のせいで、想像したような状態が起こる と、意志の力が働かなくなってしまうのです。「やっぱりな」と早々に納得してしまいます。
自分のなかで完結してしまいます。

後は 「やっぱりな」と感じたことをより強化するために、結果に合った理屈を並べて、「やっぱりな」を正当化してしまいます。思い込みに後づけで理由をつけてい るのです。


タバコをやめられないのと全く同じシステムです。
「自分にはできそうにない」という想像が意志を砕くのです。
で すから、一時アメリカで「タバコをやめられないようなことでは、何もできない」といわれたのものでした。


株でお金が儲かると想像 する人は、努力が苦になりません。
決して特別に意志が強いというわけではないのですが、想像が意志にどんどんエネルギーを注入してくれるので、意 志が続くのです。
やっている本人は無我夢中なだけですが、他者には意思が強いと見えてしまいます。
他者は、私にはあんな真似はできそうに ないと思うのです。

一般に持続力と呼んでいるのは、これのことです。
意志が続くと逆境も失敗も乗り越えやすくなるばかりか、おか げで学習が進むのです。


 心にしっかりと留めておきたい重要なことがあります。
想像は現実ではないということです。それ は誰でも知っています。しかし想像が現実を作っていることは、意識されていません。想像は現実ではありませんが、現実は想像の産物なのです。

た とえば株は儲かると考える人も、損をすると考える人も、どちらも最初は未経験です。想像はいつも未経験の状態に起こります。

想像するに は、ある程度の知識、情報が必要です。知識、情報がないと想像はできません。だけど、同じ情報、知識をもっていても同じ想像するわけではありません。
想 像は、個人の内で起こる、とっても個人的なもので、個人の考えが反映されます。
個人の考えが間違っていると怖いのです。

たとえ ば、タバコの害は広く知られています。にもかかわらず「やめたいけれど、やめられない」という人と、「やめたいならやめられる」と想像する人がいるでしょ う?それと同じで、同じ情報を持っていても、個人によって想像の内容は違います。

 想像は個人が決めていることなのです。個人が自由にど のようにでもできるのです。想像は、その人個人がするものなので、この領域には誰も入り込めません。
その上、想像が現実を作っているとなると、現 実は個人が意図したようになっているといっても過言ではないのです。

「現実は個人の思い通りになっている」ということです!


  想像がどうして現実を作っているのか、信じられない方も多いと思いますが、少し考えたらとっても分かりやすいことです。

想像は、いい結果 の想像であれ、悪い結果の想像であれ、どちらもまだ起こっていないことなので、現実ではありません。実際にはやってみないと分からないのです。

し かし、想像によって、結果を決めつけてしまいます。想像、つまり勝手に描いた結果が意志をリードし続けてしまいます。悪い想像をした場合には、これが厄介 なのです。

余程強靭な精神な持ち主でない限り、希望もないのにがんばることはできません。
勇気がどんどんなくなってしまいます。

意 志は絶対に想像に負けます。想像は意志より絶対強いのです。「絶対」という単語はなかなか使えないものですが、この場合は使って間違いないと思います。

だ から想像に反して、意志でどうにかしようとすればするほど、自信喪失になるばかりで、なにもいいことはありません。
「自分にはできそうにない」と 想像しているにもかかわらず意志を強くして「頑張らなきゃ」と思って取り組んでも続きません。自信がなくなるばかり、あげくは自己嫌悪になります。結局、 「自分にはできそうにない」という思いだけが強化されてしまいます。悪い想像から始まる悪循環からなかなか脱出できないのですよね。



で も、私たちは、どんな想像をすることもできます。
想像は現実ではないので、なんでもありです。想像することには、誰も介入できないし、どんな想像 を下そうが、それも本人が決めているのです。これが手助けできない要因にもなるのです。


タバコやめるのと同じ仕組みですから、本 当は簡単なのです。
日本ではまだ喫煙者が多いですが、欧米なんかものスゴイ勢いで嫌煙者に変わったこと思うと脱出はそんなに難しくないです。

た とえば、店を出店したいと考えます。儲かると想像するのも、失敗すると想像するのも、本人の決定なのです。


だからうまくいかない ことを想像して、行動して、実際にうまくいかない場合に「やっぱりな」と思う。
そのプロセスを「現実は厳しい」といいますが、その現実は、その人 が全部作り出したことなのです。

ですから、うまくいくことを想像して、行動して、実際には多くの苦難に出会っても、うまくいくと信じて乗 り越えて、「やっぱりできた」と思う。
そのプロセス、つまり現実ですが、それもやっぱり、その本人が全部作り出したことなのです。

想 像は現実ではありませんが、現実は想像の産物であることに留意してください。


想像が行動をつくり、行動が結果を生みます。
こ の一連のプロセスを「経験」と呼んでいるわけです。この経験こそが現実なのですが、現実は、想像の産物でしかないということになります。


悪 い想像ばかりする人を変えようとしたら一体どうしたらいいのでしょうか?
過去の情報を書き換えるしかありませんが、終わったものを書き換えること はできません。できることは新しい情報を入手して、いい想像をするしかありません。

ここで葛藤が起こります。
本人は悪い情報しか 持たない。周囲の人はなんとかいい情報をインプットしてあげたいと思う。
悲しいことに、水と油みたいになかなか混じりません。
その上、い やなこと、怖いことには、防衛本能が働きます。
本能ですから強いです。
理屈は分かっても、自分への不信感からなかなか受け付けません。

し かしいまでは身を守るどころか、それが自分を苦しめる一番の凶器になっている場合が多いのです。残念ながら本人は気がつかない場合が多いのです。本人が新 しい情報も経験も拒絶しまくるから、情報が入りません。


人の成長に秘訣はそこにあります。
いい想像が働くと想像が意志を リードしますので、本人を励まし続けます。



セールストークが苦手で、考えるのもいやと考える人は、もうそこで終わってし まいます。
先に述べたように、「苦手」という判断は自分が勝手に作った妄想なのですよね。現実ではありません。
それなのに、そう思ってし まうのは、ほとんどの人が必要とする努力をしないからですが、努力する気がなくなるのは、妄想に振り回されているからなのです。
「うまくできそう にない」という想像が意欲を奪います。

努力がすごくつらく感じるとしたら、悪い結果を想像していないかチェックしてみてください。いい結 果を想像していたら、努力できます。
なぜ努力できるかというと努力している感じがないからです。
自分でも知らない間に努力しているので す。
後から振り返って「考えたら自分は努力したな」と思う、そんな感じがほとんどです。

だから努力しなければ、がんばらなければ なんて言っている内は、うまくいかないものです。
うまくいかない最大の原因は「うまくいかない」と思っているからです。

そういう ふうに整理していくと、自分の思い通りになるのだということがだんだん分かってくるでしょう。

自分の思い通りになるはずがないと、普通は そう思うし、それが一般的だと思います。
しかし、そう思うのも自分の判断だし、そう思わないのも自分の判断なのです。
つまりすべては自分 が決めているのです。


想像が結果を作りますから、目標を持ってやることはすごく大事なのですよね。

分ったふりが将来を食いつぶす



マートワン
【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために
【アサーティブを学ぶ】ライフスキルで自分を動かす
日本全国男前プロジェクト
ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト

 人の話を聞くときに、やってはいけないことがあります。

 理解ができていないのに、質問もせずに分ったふりをしたり、一部が理解できただけなのに、確認もせずに分りましたと返事したり、あるいは全体がわかったように早合点して、途中で口をはさんで、自分が話したりすることです。本当は何もわかっていないのに、あたかも知っているように、返事をする、口をはさむ、いわゆる知ったかぶりもやめましょう。相手にはお見通しです。

 物事を知らないことで、大きく信用を失うことはありません。信用を失うのは、分ったふりをした場合のほうが多いのです。経験を重ねた一流の人は、知らないことを決して恥ずかしがりません。人が獲得する知識の量など、この世界のほんのひとつまみでしかないことを知っています。

 それなのに、つい知ったかぶりをするのはなぜでしょう。こんなことを知らないのは恥ずかしいと思うからです。この世界のほんのひとつまみも知らないと自己卑下していることもあるでしょう。自分で自分を信用していないのです。自分を否定的にとらえているからです。経験豊富な人が、知らないことを恥ずかしいと思わないのは、自分を信用しているからです。

勉強不足は反省して身につける努力が必要です。知らないのは恥ずかしいと思う人ほど、自分を責めはしても、反省をしません。責めることを反省と思っているようですが、それは違います。いくら責めても理解できることはありません。

反省は、ああ自分はここができていないんだ。それを克服しようと目標にして行動することです。反省は行動するための確認作業なのです。責めるのは、「ああ自分はこんなこともできていないんだ。ダメな奴だ。」これが責めている状態です。行動は何もありません。考えているだけです。考えているだけでは反省にはなりません。反省は行動なのです。

必要なのは行動なのです。
反省はそのためなのです。

ことにもよりますが、行動はすぐに起すのが最善です。知らないことは謙虚な姿勢でたずねることが大切なのです。分らないことは、すぐにその場でタイミングを見計らって質問すればいいのです。それが謙虚な姿勢です。

責めるのは、ああ自分はこんなこともできていないんだ。ダメな奴だ。と考えているだけの状態です。行動しないのは、人間にとってもっとも傲慢な態度です。

セールスするにしても、「よく売る人は上手に話すのだろうな」と考えてばかりで、実行しません。訪問件数などもすごく少ない。実際、トップセールスマンと言われるような人のなかに、立て板に水を流すように話す人はいません。

整然と説得力のある話し方をする人も、多くの方が想像するほどいません。どちらかというと口下手な人が少なくないのです。そんな人がどうしているか見ていると、お客様の話を聞きだし、ほとんどお客様にしゃべらせています。お客さまの心情を考慮して、お客さまにメリットが生じるように真面目に考え説明しています。

売れないセールスマンほど、商品のことばかり話して、お客様の話をあまり熱心に聞いていません。自分の感情に関心が行ってしまってお客さまのメリットを考えないのです。お客様の二ーズやお客様の気持ちがわかっていないのですから、買ってもらえなくて当然です。ところが、そういうセールスマンに限って、自分がなぜ断られたのか、本当の理由がわかっていません。

売れた場合も同じです。売った本人が売れた本当の理由を知らないのです。買ってもらうためには、まずお客様のことを正しく知ること、そのためにはお客様の話を聞くことです。


 なんのために聞くのでしょうか?お客さまの気持ちや考えを知るためにです。売るため、つまり行動するためには、お客さまの気持ちや考えがないと押し売りになります。お客さまが、より安心に、より便利に、より快適になるように、考えて行動するのです。同じく人の話しを聞く時は、自分が理解することを念頭に置いて聞かないと、聞いている意味がないのです、

なぜ、自分が理解することを念頭に置いて聞くかというと、自分が行動するためにです。
ですから、逆に人に話すときは、相手が分るように具体的に熱意をもって話さないといけません。そうでないと相手が行動できないからです。つまりお客さまなら買えないのです。

部下なら動けないのです。上司なら援助してやれないのです。つまりコミュニケーションは、両者が分り合おうという態度があってこそ成り立つのです。片方が「分らないけど、まあ、いいか」では行動する気がないのと同じですので、コミュニケーションにはならないのです。すべては行動するためにしていることです。

行動しないのに、人の話しを聞いても、本を読んでも、報告書や計画書を書いても、意味がありません。もっと分りやすく言うと、行動しないのに、存在していても意味がないということです。生きながらにして、すでに死んでいるということです。

人の話を聞くことこそ、価値ある情報を収集する秘訣なのです。知ったかぶりをせずに話を聞きましょう。自分が話すのではなく相手に話させましょう。

必要な行動を起すためにです。
恥ずかしいとか、バカに思われないかと詮索する次元のことではないのです。

ここで説明したことを理解していただくと、さらに重要なポイントが見えてきます。
少し難解かも知れませんが、よく考えていただくと理解できると思います。この世界で自分が起す行動のすべては、実は人のためなのです。
それが自分のためなのです。

この仕組みが分っていたら、知ったかぶりがいかに愚かなことか、よく分ります。
責めるばかりで反省しないのが、いかに馬鹿げた行為なのか分ります。

この世界で自分がすることは自分のためだと誤認している限り、見栄や体裁で自爆して自分を苦しめるだけかも知れません。行動することが生きていることなのに、「分らないから聞くのが恥ずかしい」という考え、行為こそ、恥ずかしい行為です。

マートワン
【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために
【アサーティブを学ぶ】ライフスキルで自分を動かす
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【THE WAY】損に挑戦する人



マーフィの法則ではありませんが、 みんなが忙しくチームワークで作業をしているときに限って、いろんなことが起ってきます。

急ぎの作業が入った。
急な会議のために資料を作成しなければならなくなった。
だれかが取引先まで出向く用ができた。
急に残業しなければならなくなった。
誰かが休んだ。あるいは誰かが辞めた。

さあ、弱ってしまう場面が、必ずのように起こります。
突然に、チームワークを越えて、だれの役割とも言えないような仕事が発生します。誰かが穴埋めしないといけなくなります。

だれかがやらなければいけないことを、自分が引き受けようと思うのか、簡単そうで簡単ではありません。「仕事の生き方」が試されるときです。

人が見ていなくても、一生懸命にしているか、
評価されても、されなくても黙々と行動しているか、
ある程度ではなく、最後までやり遂げるようにしているか
いつかしたらいいと思わずに、すぐにしているか。

禅 では、いまここにないことは妄想だとしています。
いまやるべきことに集中することこそ、自分を生きることだとしています。
つまり行動こそがすべてなのです。

仕事の生き方で、自分の成長が変わります。
損な役割を進んで引き受ける人になりたいものです。
人間には内側の力と外側の力があります。外側の力とは、肩書き、資格、専門スキルなど他者が評価した力です。時と場所の範囲限定的な力です。
内側の力は他者の目に触れにくい力ですが、世界中で使えて生涯役にたつ力です。
損な役割を主体的に引き受ける力は、内側の力を使います。


もっとも、損な役割を引き受けることへの評価は二分するかもしれません。
「えらいな」という素直な尊敬の念と、やっかみから出る「バカ」 という蔑み。自分を引き裂く視線に戸惑うかもしれません。
それでも、こういうときに、主体的に手を挙げることのできる人はすてきです。
「私がやります」こう言える人が職場というチームを支えます。

会社には、 自分の役割をこなせるだけでなくだけでなく、自分の役割からこぼれ落ちたような仕事を進んで出来る人こそかけがえのない人なのです。

それは犠牲になってくれるからありがたいわけではありません。自分の良心と良識を行動で表現できる人は、会社の理念とマッチしているものだからです。
挑戦する会社、成長する会社ならみなそうです。そのような会社は、地域社会のこと、お客さま、従業員とその家族に貢献することを考えているからです。

もし、犠牲になってくれるからありがたいと思うような会社なら、いますぐにやめるべきです。そんな会社は一時的に繁盛していても、いずれは、地域社会のこと、お客さまにノー!と言われる会社でしかありません。

だれもやりたい人がいなくても、賞与や評価の査定のプラスにならなくても、必ずだれかがやらなくてはならない仕事があります。“縁の下の力持ち”のように、みんなのために行動できる人が必要になるときが必ずあります。

人が見ていないところでも、損なことを平気で受けとめられる人のことを 、必ずだれかがどこかでバランスのとれたまなざしで見ています。上司も同僚もそういう人のことを認め、信頼するようになります。

しかし、問題もあります。
コンビ二のような存在は、みんなにとってありがたい存在ですが、そればかりだと本当に便利屋さんになってしまいます。それでは寂しいですね。便利屋になるか、重要な仕事もこなせて気配りが出来る人になるかは、日頃の自己研鑽にかかっています。

そんな人は、いろいろな仕事が飛び込んでくるので、仕事を早く覚えて成長します。
未知の領域にどんどん関わって新しいことや知らないことを覚える機会が多くなります。

自己研鑽を怠らずにいると、引き受けた分だけ仕事が増えて忙しくなりますが、早く片づける知恵や工夫をするようになります。単なる便利屋さんと差が出るのはここなのです。そうなったとき、仕事の能力だけでなく、人間としての魅力にも、猛烈に磨きがかかってきます。

「私がやります」と言える人は、職場を支え、さらにチームワークを高め、自分を育てられる人です。 すてきな能力を 便利屋さんで終わらないように、損が痛みにならないように、自己研鑽と二人三脚で進んでいくと内側の力がついていきます。

マートワンホームページ
【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために
【アサーティブを学ぶ】ライフスキルで自分を動かす
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ホスピタリティ



 一般常識の学習は生涯続きます。管理者の方は 「このくらいのこと常識だろう」とよく 言います。その一方で、お客さまへの気くばりができないのでクレームが多いといった悩みが、多くの会社、管理者の悩みとして寄せられます。つまりもう少し常識を意識して仕事してくれたら結果は変わるのにと考えているようです。

まず社会人となったからには、本人自身が、自身の成長のために自己啓発を生涯続けなければなりません。一般常識も、その範囲です。学習が進んでいると、気くばりのあり方も吸収していきます。

どんな仕事でも、仕事を教わる方法に手順、訓練、教育があります。

手順とは作業の順序です。
これをこうして、次にあれをこうしてという具合に教わります。これを知らないと作業ができませんので、作業の手順をマスターします。しかし作業はひとつひとつの動作のかたまりですから、手順だけ分かっても動作を知らないと感じが悪くなります。

たとえばコーヒーショップで、コーヒーをテーブルに置くとします。感じのいい置き方と感じの悪い置き方があります。コーヒーを置くのは手順ですが、置き方は手順ではなく「常識」です。手順では、そこまでこだわりませんが、訓練ではそれを何度も練習してマスターします。

手順、訓練、教育が揃って、気くばりができるようになりますが、手順しか教えていない会社や店が多いように思います。これでは特定の個人が個人のパーソナリティで気くばりはできても、全員が同じよう気くばりができるようになりません。

個人のパーソナリティが評価されて、部下を持つようになっても、性格でしているだけですから、今度は指導ができません。そうすると、やっぱり「このくらい言わなくて分かるだろう」と思って悩みます。

そんなことにならないように、ホスピタリティを自分の技術として学び、自分そのものに高めるようにします。世界に展開しているコーヒーショップでは、技術を身につけるために自律的な教育、学習を柱にしています。

ホスピタリティを自の生き方に高めるのが自己啓発です。

命令・指示はどう違う?命令・指示はお願いか?



マネジャー(上司、以下マネジャー)は、命令や指示を出して部下を動かし、組織 を動かし、責任を遂行します。

命令と指示はどう違うのでしょうか?

命令とは達成すべき目的を示すことです。

指示とはやるべき手順を示すことです。

会社や店では目標をチームワークで達成しますので、マネジャーは部下を使うのが仕 事です。効率よく部下を使えるかがマネジャーの手腕となります。マネジャーは、いちばん適任と思う人を.選んで仕事をさせます。

マネジャーが部下に何らかの作業をするように言ったら、それはお願いではありま せん。業務上の命令.指示です。業務上の命令.指示 は、 やりたければやり、やりたくなければやらなくていいという性質のものではなく、必ずやらなければならない仕事です。

 組織には、部長、課長、係長と階層があります。上の職位にある人には部下に業 務命令を与える権限が与えられています。階層や権限、命令などと言うと、軍隊のようで違和感を覚える人がいるかもしれませんが、組織の基本的な形はどこの 国でも軍隊です。どんな組織にも責任者がいて、その人が権限を持っています。

ところが最近では、「こうしなさい」とはあまり言わずに、「こうしてくれるかな」とか「こうしてく ださい」とお願い口調のやさしい言い方をするマネジャーが多いようです。

高圧的な命令口調で言った結果、言われる側が不愉快になるのを恐れてのお願い口調なのでしょう。マネ ジャーにとっても、そういう言い方は抵抗が少ないのでしょうね。

でも、それは正しいのでしょうか?
「やってくれませんか」と言われれば、思わず断る余地があるのかなと錯覚します。やりたくない仕事だったら断ってしまいます。

断らないまでも、ダラダラやったり、手抜きをしたり、あと回しにすることがあり ます。そんなあなたの仕事ぶりを横目で見ながら、マネジャーは内心、「意欲がない」とか「仕事が遅い」と思っているかもしれません。はっきり言わずに錯覚 するような言い回しをした結果がそれです。

「きちんと言わなかったあなたが悪い」と言いたくなるかも知れませんが、お願い口調のマネジャーに限って、怒りも表に出そうとしませ ん。結局、両者が歪み合いながら、言いたいことは、口にしないという状態になります。

さらにこの状態はエスカレートします。こうなった原因はマネジャーにあります。大 いに問題ありです。それしても、はっきり言えないマネジャーも反省すべきですが、それはそれとして、どんな言葉で言われたことでも、マネジャーから仕事の うえで「お願い」されたことは「命令」されたことだとわきまえておく必要があります。

そのような誤解が起こらないように、スタッフに命令を出す場合には、正しい指示の 仕方を遵守するように指導しています。

【THE WAY】仕事は正直


 タバコを吸ったら、すぐにガンになるようでしたら、誰も吸わないでしょう。
しかしすぐにならないから、 やめなくても大丈夫と考えます。そこに落とし穴があります。見えないところに自分を大事にする意識が隠れています。

 仕事も同じです。

真 剣にやればやっただけ、成果は返ってきます。手を抜くと抜いた分だけ、でたらめな結果になります。ごまして手抜き仕事をしていても、それで通用してしまう 場合があります。すると次もそうしたくなります。だんだん仕事の質が落ちます。

仕事の質が落ちるというのは、自分の質を落としているとい うことです。ですから、どんどん、自分から生気を抜いていっているようなものです。怖いことに、質が落ちても、すぐに悪くならないことです。少しずつ悪く なりますから、そのことに気がつきません。タバコの話と同じです。

 きちんとやっている人、まじめにやっている人、真剣にやっている人を 見て「そこまでやる必要があるか」と違和感があるとしたら、相当に危ない状態になっていると思ってください。きちんとやっている人、「あんなにがんばって エラいな」と思うなら、まだ健全な精神状態が残っている証拠です。つまり自分を粗末にしている人です。

「自分もやろう」と思う人は、自分 を大切にしたいと思っている人です。仕事は人のためにするのではありません。自分のためにするのです。仕事が自分を作るからです。趣味だけでは、自分を作 れません。トップのしたいことを実現するために「会社」に集まったのですから、実現することは、自分の価値を高めたということです。実現しないということ は、自分の価値を弱めたということです。

 目標があると大変だと思う人がいます。でも目標はエネルギーなのです。目標がないとエネルギー 不足になって仕事の質が落ちます。冒頭にあげた問題が負のスパイラルになります。

 マネジャーは自分と一緒に仕事する部下に、自分の価値 を高めてほしいと願っています。自分の価値を高めることができるように後押しをしています。

マネジャーは、誰かがやるのではなく、自分が やることを求めます。人が見ていたらするということでなく、誰もみていなくても一生懸命にすることを求めます。評価されたらやるのではなく、されなくても 黙々とやることを求めます。ある程度までしたらいいと思うのではなく、最後までやり遂げることを求めます。部下のことを大切にしているからです。

自 分のことを大切に考えられる人が、他人も大切に考えられます。だから「いい会社」になっていきます。

過去、学校とかアルバイトで、自分を 粗末にしてきたなら、今後は自分を大切にしてください。“THE WAY”あなたはこれからどうしますか?

コンディションは仕事の前提


 毎日の中心を仕事におくのか、プライベートな時間におくのか?そのヒントにしたいのが欧米人のライ フスタイルです。人気のバーやレストランでも平日はガラガラ。みんな勉強や仕事、家庭サービスに忙しいからです。オンとオフとの使い分けがはっきり。これ は文化であり、小さいときからの躾で習った行動です。自分のアイデンティティがはっきりしているとすっきりします。

 個人の時間だから、テレビみようが、マンガ見ようが、音楽聴こうが自分の自由だろうということで、深夜遅くまで楽しむ人がいます。楽しむことには大いに賛成ですが、ひとつ問題があります。疲れていると仕事の質が落ちてミスをするからです。睡眠時間が少なく、ボーッとしていて、午前中は自分の才能が使いものにならない人が います。自分が機能しないばかりか、事故でも起すと人や財産を傷つけます。

防ぐには、鉄則の遵守「転ばぬ先の杖 」です。頭と身体をベストなコンディションにして仕事に臨むことです。

 他人が自分を、あるいは自分が他人を、危険な目にあわすことは、いつ何時起こるかもしれません。 日々の暮らしも、仕事も、常に危険と隣あわせにあります。この事実を自分の問題として受け入れて自分の生き方にしている人とそうでない人がいます。躾はいつからでも始めることができます。

 いい意味でも、悪い意味でも、人は決して自分ひとりで暮らしているわけではない認識があるか、ない か。 私生活も、仕事も同じ。どんな作業でも必ず誰かの作業とつながっています。10人いたら100のつながりがあります。もし自分の作業がでたらめだったら、 他の人は迷惑し、苦労させられます。考えたいのは、それがはっきり目に見えている場合もあれば、目に見えない場合もあることです。

 だからこそ仕事の質を落として、ミスしないようにしたいものです。自分の与えられた役割を正しく果たすことが、自分の義務です。「チームワーク」を損なうようなことをしてはいけないからです。仕事は自分の時間だけを切り売りしているわけではありません。正社員でもフリーターでも同じことです。 万全のコンディションをキープしたいものです。

 それには、常に良いコンディションで、仕事に臨む事が、義務であり、自分が自由に生きる 準備なのです。睡眠時間も仕事の一部なのです。夜遊びしょうが、どうしようが、自分の自由だと思うかも知れません。しかし、自由とは自分の良心と良識を実 行することに他なりません。
良心とは、誠実、率直、対等、自己責任を柱にした心です。良識とは知識・技術を良心で使うことです。

  でも、暮らしていると夜遊びをする日もあります。遅くまで仕事する日もあります。疲れていて朝ボーッとしている。疲れの原因が何であっても、そういう時こそ、自己表現の場です。チームワークを損なうようなことをしない。自分の与えられた役割を正しく果たすことが重要です。

ベスト・コンディ ションであるかのように気持ちを整理します。一つ一つの作業に集中した状態を続けているとコンディションも回復に動き出します。

コンディションは仕事の一部ではなく、仕事の前提です。