人間は誰でも温かいふれあいを求めています。
温かいふれあいは意欲につながります。
もし得られないと、温かみのない「陰性のふれあい」でも欲しがります。
ただしこの場合には、トラブるの根源となります。
職場が持っているふれあいと脚本について考えます。脚本とは物語です。
つまり本当の目的がどこにあるのかを分析します。
企業体質、組織、職場風土が健全で意欲的であれば、脚本もそうだと言えます。
そこには関連して、脚本を完成に導く職場のコミュニケーションが持つ「構え」。コミュニケーションの構えがあります。
ふれあいには「陽性のふれあい」と「陰性のふれあい」があり、さらに「条件付きふれあい」があります。「条件付きふれあい」とは、目標を達成したら褒美をあげるというように主催者の期待をクリアした場合に贈られるふれあいです。
もし、会社内のふれあいが、「陰性のふれあい」が目立ち、刺激策として「条件付きふれあい」が多いようなら、意欲的な会社とは言い難いでしょう。つまりネガティブな風土が支配的だということです。
人間の本来は「自由で無邪気な子どもの心」です。挑戦的な風土に欠かせないものです。
会社であればステークホルダー(利害関係者)に対する関係の仕方があります。関係の仕方や風土が健全であれば会社は成長しますが、不健全であれば危機を招き入れます。
本社が健全であっても多数の職場の風土が不健全であれば危機に陥ります。
P(親の心)、A(大人の心)、C(子どもの心)で解釈できます。
P(親の心)には、厳格な父親の心と保護的な母親の心があります。
A(大人の心)は、後天的で社会性のある心です。
C(子どもの心)にも、従順な子どもの心と、自由で無邪気な子どもの心があります。
そこで、ひとつの職場ごとに、つぎの設問に回答して、これをとりまとめてみるとP、A、Cによる職場の風土が理解できます。
質問1
職場に於けるマネジャーから発信されるメッセージは、どの自我状態(P、A、C)からが多いですか。よく考えて客観的に回答してください。
- CP(厳格な親の心) %
- NP(保護的な親の心) %
- A(大人の心) %
- FC(無邪気な子どもの心) %
- AC(従順な子どもの心) %
質問2
マネジャーからの指示命令はどの自我状態(P、A、C)からが多いですか。
よく考えて客観的に回答してください。
- CP(厳格な親の心) %
- NP(保護的な親の心) %
- A (大人の心) %
- FC(無邪気な子どもの心) %
- AC(従順な子どもの心) %
質問3
職場のパートナーたちは主としてどの自我状態でコミュニケーションしていますか。よく考えて客観的に回答してください。
質問4
- CP(厳格な親の心) %
- NP(保護的な親の心) %
- A(大人の心) %
- FC(無邪気な子どもの心) %
- AC(従順な子どもの心) %
職場のパートナーたちはマネジャーが傍にいる時、C(子どもの心) を適当に出していますか。それはFC(無邪気な子どもの心) ですか、AC(従順な子どもの心) よく考えて客観的に回答してください。
あなた自身、同僚やマネジャーからどんなふれあいを得ていますか?
あなた自身は、同僚やマネジャーにどんなふれあいを発信していますか?
- CP(厳格な親の心) %
- NP(保護的な親の心) %
- A(大人の心) %
- FC(無邪気な子どもの心) %
- AC(従順な子どもの心) %
質問5
あなた自身、同僚やマネジャーからどんなふれあいを得ていますか?
- ポジティブな陽性のふれあい %
- ネガティブな陰性のふれあい %
- 条件づきふれあい %
質問6
あなた自身は、同僚やマネジャーにどんなふれあいを発信していますか?
- ポジティブな陽性のふれあい %
- ネガティブな陰性のふれあい %
- 条件づきふれあい %
質問7
会議(またはミーティング)の席上での発言は、どのような自我状態から発信していましたか?
- CP(厳格な親の心) %
- NP(保護的な親の心) %
- A(大人の心) %
- FC(無邪気な子どもの心) %
- AC(従順な子どもの心) %
質問8
同僚(先輩、後輩、上司含む)と、ご自身がどのようなふれあいをしているか記入してください。表が不足する場合はコピーして記入してください。
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