人の在り方、価値観はその人が身を置いてきた環境、歴史、文化と切り離せないものです。文化っていうと大層な気もしますが、企業文化があるように、家庭・家族の文化もあるし、学校の文化、地域の文化があります。知らず知らずに影響を受けているものです。
歴史を学ぶ本分は、自分を知る必要を感じ、自分を知る作業をすることだと思います。
徳川家康のことを知っても。自分のことを知らないのは、ドラえもんのことを知って自分のことを知らないのと同じです。お笑い種ですよね。
音楽だってそうだと思います。ご贔屓のミュージシャンのことを知って、自分を知らないのもヘンです。
家康と信長を比べて、家康が好きと感じるのには、理由があります。「なぜ」を3回以上
繰り返して自問自答を掘り下げれば自分の断片を知り、そこから違う見方をすれば、自分の知らなかった自分を発見することにもつながります。優しいところが好きだと言ってた自分に冷たい自分を発見することだってあります。対極を知ることで、「いい人と思われたい自分」に気づくこともあるからです。
音楽を聴くのも、音楽を通して自分を知るのが本分。自分はなぜこのミュージシャンの曲、パフォーマンスに惹かれるのか。必ず理由があります。スポーツ、学問、映画も同じです。SNSだってそうです。
なぜなら、すべての始まりは「自分を知る」ことから始まっているからです。
ホスピタリティも同じです。
自分が幸せでないのに、相手が喜んでくれても、ホスピタリティとは言いません。 HOW型にはこれがありません。売れてうれしいということはなんでしょう。収益が先にあっての親切はホスピタリティではないのです。サービスでは、これは当然のことですが、相互の幸せがホスピタリティなのです。