2015年3月3日火曜日

肯定的な構えは健康から




リーダーシップの基礎である<肯定的な構え>を持続するには、健康は欠かせません。さすがに病気になるとテンションも下がるのが常です。

もっとも病気にならないように親が気配りをしているものの、子どもは健康について話題にしません。健康を話題にすることはすでに健康でないことを物語っています。衛星放送を眺めていると、次々と健康食品の広告が続き、いやでも気にしないといけない雰囲気になってきます。

年齢を重ねるほど健康が気になりだし、高齢になると病気の会話が中心の人が増えてきます。スポーツクラブで病気の会話で盛り上げっている光景はトホホの感があります。同じスペースで同じような年齢の人が運動に夢中で汗を流している人もいるわけで面白いものです。

健康は、ライフスキルの内の自己認識スキルが反映されたものです。 自己認識は自分の考えや感情を客観的に認識できるスキルです。

個人の時間だから、テレビをみようが、マンガを見ようが、音楽を聴こうが自分の自由だろうということで、深夜遅くまで楽しむ人がいます。楽しむことは 大いに賛成ですが、毎日の中心を仕事におくのか、プライベートな時間におくのか?楽しさと快楽の問題が影響しています。

健康力が弱いと いくつか問題が生じてきます。 若いと子どもと同じく健康に無関心になる傾向がありますが、実際には少し体調を崩しただけでも気分は優れないものです。具合が悪い箇所に意識が集中してしまうとさまざまな障害が出てきます。睡眠時間が少なく、ボーッとして、午前中は自分の才能が使いものにならない人がいます。疲れていると仕事の質が落ち、ミスをします。

・やる気がなくなる
・集中力が出てこない
・思考力が鈍る
・根気が続かない、
・ささいなことで落ち込む
・不安になる
・ミスが増える

このように気力が低下した状態で、ムリをすると、ますます体調が悪くなり ます。疲れを我慢していると、感情的になり、周囲の人に対して当たったり、 反発的な態度をとったりします。相手は不愉快になり攻撃的になります。心身 ともに悪循環に陥ります。

しかも自分だけでなく周囲の人も巻き込んで楽しく なくなります。自分が機能しないばかりか、 事故でも起すと、人や財産を傷つ けたることもあります。場合によっては自分と他人の人生を台無しにすること も起こります。

日々の暮らしも、仕事も、常に危険と隣あわせにあります。他人が自分を、あ るいは自分が他人を、危険な目にあわすことは、いつ何時起こるかもしれない のです。転ばぬ先の杖 、未然に防ぐには、頭と身体をベストなコンディション にして仕事に臨むことです。 逆に、体調がすこぶるいいときは、やる気満々で物事に臨む事ができます。集 中力や持続力を発揮してぐんぐん仕事を進めることができます。障害があって も、ちょっとやそっとのことでは挫けない、プラス思考ではねのける元気もわいてきます。

周囲の人とのコミュニケーションもスムーズになります。 多少ムリをしても心身の元気は保たれ、好循環を生み出します。 健康を維持するために、心がけるポイントは三つです。

・睡眠と食事は健康の基本 
・定期的な健康診断を受ける
・気力のある毎日を過ごす

睡眠と食事は健康の基本です。スポーツジムで身体を鍛えるにしても基礎的なルールを無視すれば効果は望めません。

1)早寝早起き
2)バランスのいい食事
3)日常生活での自然な運動
4)そしてジムでの運動

過剰な健康への意識は弊害になります。ひとつひとつの作業に集中しているとコンディションも回復に向かいます。使命感と目的から得られる喜びがあれば、体は柔軟にムリをきいてくれるもので す。身体は気持ちに左右されることも知って、メンタルタフネス力を忘れないように肯定的な構えを大切にしたいものです。



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