2012年8月27日月曜日
結果の先取り、プロセスは後というやり方
リスクがあり、それ相応の心構えは不可欠ですが、これまでアメリカを始め、海外旅行のほとんどが、一人旅で、パック旅行を利用するのは北海道ばかり。北海道はパック旅行が便利で楽なので気にいってます。英語が十分に話せないと、不便さはあるけど、外国人と交流できないと思ったことはありません。勉強する気がないわけではないけど、他に勉強することがたくさんあって、忙しくて手が回りません。
だから英語がまずまずできるまで待っていたら、いつまでも交流できません。何ごとにも通じることで、結果が先です。そのプロセスは走りながら、築いて行く。
目標を達成するためには、ビジネスでは求める結果から逆算したマイルストーンを使うべきだと考えていますし、普段そのようにお話していますし、そうしてきました。
しかし、仕事優先の毎日になっているので、個人生活まで求める結果から逆算した「マイルストーン」を持ち込むと、結局何も出来なくなってしまいます。 本当はビジネスと同じようにしたほうがいいのだと思いますが、 とりあえず走ってしまうようにしています。
ただしこの方法だと虫食い状態になることがあります。
英語がいい例です。よく外国の友人に「難しい単語を知っているのに、カンタンな単語を知らないことがある。」と不思議がられます。同じことはインターネットやコンピュータ、スマホにも言えます。
「スマホを使ってみたいが、難しそうでまだ携帯です」という方がたくさんいます。「できるようになったら使います」というのはどうでしょう?結局は、できないから使ってできるようになる」しかないのです。
成功の先取りは、実は大事なこと。
「経済的に余裕ができればやりたいことをするのだが」
「もっと儲けたら親孝行するのだが」
成功してから始めるとしたら、時すでに遅しなのです。成功している前に成功しているように振る舞うことが重要なのです。なぜなら成功してからというのは、成功していないことを認めてしまっているからです。
つまり「成功したら」は「成功していない」と同じ意味です。これがその人の現実になります。この意識が24時間ずっとまとわりつくと潜在意識に「成功していない」「成功できない」を送り込んでしまうのです。
成功できると無理矢理に意識しても潜在意識の前に敗北します。同じような潜在意識、潜在意識が顕在化したネガティブな人が集まってきます。これではいつまでたっても、浮上しません。
使いこなせないスマホでも、使いこなしている気分で使っていると使えるようになります。使いこなせると信じて使うことが始まりなのです。
失敗しないように、言葉の壁は大きいと細心の注意を払って、大胆に外国人と交流するのも、細心の注意を払って、大胆な行動する典型的な成功のスタイルなのです。
人気のFacebookでも同じ。分からないからしないではなく、分からないからやるのです。そこで間違ったことをして注意されるかも知れませんが、それをありがたいことだと感謝して交流できれば、関係性も深まります。リアルなコミュニケーションでも同じです。
このようなやり方には、費用もかかりますが、それは必要な代償なのです。それを惜しんで無駄遣いしていると、大事なことを失います。逆に必要なことに代償を払うことで、心にゆとりがあると、少々のことでストレスに負けたりしないので、大事なことを失うことも減ります。そうして結果を先取りしていけば、その結果は目の前に起こってきます。人生は思い通りになっていくのです。
そのきっかけになるのが、迅速な行動です。考えてばかりで行動しないのではなく、どんどん行動のスピードをあげる。まず約束をして、都合が悪いと分かれば、理由を説明したらいいのです。保留にしておいて、断るよりずっと信用されます。通常はプロセスがあり、結果になります。
しかし、結果が先、プロセスはその後という方法もありなのです。つまり結果があり、結果に見合う原因を作って行く。ローンを払うために一生懸命働くのに似て、自分にムチ打つことになりますが、やってしまった背伸びが成長の機会にもなるのです。
特別な事態もありますので、普段はそうだというお話です。
但し、現在はどうにもこうにも身動きできない事態にあります。とても重要な案件が重なって、身体を使わないと収束しない仕事があり、知恵を絞って絞って絞りきらないと収束できない問題があります。それもご愛嬌ということで。。。
2012年5月23日水曜日
ひとのけ、もののけ
福島の事故が起こる数年前に、原発現場のマニュアルについてのご相談を受けました。私の言うことが理にかなっていて感銘を受けたというのが発端です。
リーズナブル(reasonable)という言葉の意味は、本来、「理にかなった」とか「納得がいく」という意味ですが、なぜか「価格が安い」という意味で使われる傾向があります。本当は売り手が使う言葉ではないと思います。
言霊(ことだま)と言う言葉があるほど日本人は言葉を大切にしてきました。しかし、時に言葉は刺客になり、呪いとなり、とんでもない方向に誘い破滅させます。 文化を大切にしない業界も人も滅びます。
誰が流通させたのか知りませんが、物流、流通と言う言葉を、小売業を「物を流す仕事」にしてしまい、いまでは「情報流通」という恐ろしい言葉さえあります。それらに人間は塊として見る目があるだけで、生活を豊かにする思想が見当たらないのです。テレビのスイッチを押せば、朝から深夜まで「こんなものでしょう」のやっつけ仕事で作られたとしか思えない番組のオンパレードです。おかげでほとんど見ることはなくなりました。
小売業は流通と言う言葉とは引換に、ひとつ、ひとつの商品を細かく丁寧に扱う心が台無しにされ、それを引き戻すために「顧客満足(CS)」と言う言葉が使われますが、実感する場はほとんどないのが現実です。 「リーズナブル」がそうであるように「顧客満足(CS)」も言葉遊びの道具に成り下がり、いまは「ホスピタリティ」もその危険にさらされています。言葉を食い荒らし、現場から「ひとのけ」を払いのけ「もののけ」にしていく。そこに見えるのが、ITや情報の高度化による事故ではなく、 初歩的なアナログ的なミスによる大事故のオンパレードです。
facebookが流行るのは「個」への回帰、「もののけ」から「ひとのけ」に塗り替えたいモチベーションが働いているからだと思います。ほとんどは「もののけ」にされましたが、すき間、すき間には人が勇気と主体性を持って食い込む余地があると無意識にも感じているからではないでしょうか?そんなことを考えていたら、ここ数年、ハリウッドが描いて来た終末の世界にいるような気分になります。
2012年2月26日日曜日
選択した後に本当の選択と決断がやって来る
【 酒井 実/Minoru Sakai】
eラーニング、ライフスキルセミナー(セミナー講師)、カウンセリングなど【幸福宅急便】を通じて<90日で人生を変える>を実践。ひとりでも多くの人を幸福にすることに取り組む。
心理学、TA,アサーション、モチベーション、セルフ・マネジメント、カウンセリングなどを土台に、WHO(世界保健機構)が提唱するライフスキルの育成とライフハックの活用を開発した「21世紀型ライフスキル教育プログラム(ライフスキルBeプログラム)」に集約、じぶん力を再生、健康で幸福な生活をサポートしている。
企業に対してはコンサルティング、ビジネス・セミナー(セミナー講師)、コーチング を通じて現代日本に最適な生産性あり方として【幸福生産性( GNH)】を提唱と GNHの最大化をアプローチ、<90日で会社を変える>実現に取り組んでいます。
幸福度No.1都市再生プロデューサー としても自治体の再生、活性化の活動をしている。
中小企業、特に小に属するクライアントの選択で、なかなか決まらない時があります。特に投資するとき、慎重になられて、グルグル堂々巡りされることがあります。
当然だと、思います。
大企業のように潤沢な資金があって投資するならともかく、そうでない場合、これでもかというくらいに慎重になるのはもっともだと思います。
その心情を十分察して言うのですが、選択が正しかったかどうかは、実は選択で決まっていないのです。選択した後の行動がすべてです。
自分はいままで開店オープンした店がうまくいかずに立ち往生した経験に何度も遭遇しています。 何度も遭遇したから分かっているのですが、立ち往生した時から本番だと言っても過言ではありません。
どうしたら当初目標した業績に持って行けるのか、必死に考えて、打つ手を考えます。現状と環境を考え、もっとも適切と思う方法を選びます。 選択の重要さがあるとしたらこの時です。 常識に惑わされず最適を選び、選んだらとにかく徹底的にやります。
徹底的になれるのは、自分にふさわしいやり方だからです。他人がやるのではないから、自分にふさわしいやり方で突き進むます。
他人事だったら、理屈で選ぶかも知れませんが、じぶんごとだから自分にふさわしいやり方を選びます。
eラーニング、ライフスキルセミナー(セミナー講師)、カウンセリングなど【幸福宅急便】を通じて<90日で人生を変える>を実践。ひとりでも多くの人を幸福にすることに取り組む。
心理学、TA,アサーション、モチベーション、セルフ・マネジメント、カウンセリングなどを土台に、WHO(世界保健機構)が提唱するライフスキルの育成とライフハックの活用を開発した「21世紀型ライフスキル教育プログラム(ライフスキルBeプログラム)」に集約、じぶん力を再生、健康で幸福な生活をサポートしている。
企業に対してはコンサルティング、ビジネス・セミナー(セミナー講師)、コーチング を通じて現代日本に最適な生産性あり方として【幸福生産性( GNH)】を提唱と GNHの最大化をアプローチ、<90日で会社を変える>実現に取り組んでいます。
幸福度No.1都市再生プロデューサー としても自治体の再生、活性化の活動をしている。
選択した後に本当の選択と決断がやって来る
当然だと、思います。
大企業のように潤沢な資金があって投資するならともかく、そうでない場合、これでもかというくらいに慎重になるのはもっともだと思います。
その心情を十分察して言うのですが、選択が正しかったかどうかは、実は選択で決まっていないのです。選択した後の行動がすべてです。
自分はいままで開店オープンした店がうまくいかずに立ち往生した経験に何度も遭遇しています。 何度も遭遇したから分かっているのですが、立ち往生した時から本番だと言っても過言ではありません。
どうしたら当初目標した業績に持って行けるのか、必死に考えて、打つ手を考えます。現状と環境を考え、もっとも適切と思う方法を選びます。 選択の重要さがあるとしたらこの時です。 常識に惑わされず最適を選び、選んだらとにかく徹底的にやります。
徹底的になれるのは、自分にふさわしいやり方だからです。他人がやるのではないから、自分にふさわしいやり方で突き進むます。
他人事だったら、理屈で選ぶかも知れませんが、じぶんごとだから自分にふさわしいやり方を選びます。
2012年1月10日火曜日
自由ってどういうこと
レディガガってそのファッションも、パフォーマンスも、やりたい放題って感じですごいですね。ビートルズの時代には考えられない奔放さです。ビートルズが日本に来てコンサートした時って、行ったら退学って言ってた学校があったくらいですからね。
プレスリーは、とうとう日本に来なかった大物だけど、さらに状況はひどく腰をふっただけでアメリカでさえ下半身を放送しなかったし、プレスリーが子供を堕落させていると言ってレコードを焼却した教会もたくさんあったといいます。あるコンサートでは身体を動かしたら逮捕すると逮捕状を手にした警官が取り囲んだこともあったそうです。もし、その時代にレディガガが彼女らしくやったら死刑ものですね。
プレスリー登場はアメリカでも事件だったのです。プレスリーの際立った音楽性のひとつに、黒人の歌を歌うと白人のように聴こえ、白人の歌を歌うと黒人のように聴こえる点があることです。
さらにステージの動きが黒人っぽい。それは彼が貧しい家庭で育ち、黒人が多い地域で育ったということ、信仰の強い母親のもとで教会に通いゴスペルに親しんだことが影響していたからです。 彼のパフォーマンスで黒人差別の問題に火がついた。
プレスリーはただ音楽をしただけなのに、ロックは不良の音楽というラベルが長い間貼られました。 事件になるほど「反体制」の印象が強まり若者のヒーローになった。 それ以来「反体制」がビジネスになると知った音楽業界は反体制を利用した。 ビートルズも挑発するような言動を好んだ。 英国パンク最大のスター、セックスピストルズはその顕著な例です。本人らは普通の若者だったけど、マネジャーらが王室批判のようなことを仕掛けて騒然とさせスターに仕立て上げた。
プレスリーは批判の集中砲火を浴びていたときに「音楽が人を不良にするなんてことはあり得ない。自分はそんな育てられ方をした記憶もない」と反発しています。ジョン・レノンは「エルヴィス以前には何もなかった」と言ってますが、それを追求していくと自由の解釈とあり方に突き当たります。ロックの原点にあるゴスペル、R&Bなど黒人音楽を白人が演奏したからって何が悪いの?という素朴な疑問です。
ロックって何だろうという疑問は、自由って何だろうに通じます。自由は体制に反発することではない。体制から離れることでもない。 合宿していた自衛隊の食堂で「ハウンドドッグ」が流れてきたときに癒されたのがプレスリーとの最初の接点でした。ボクがリアルタイムでプレスリーを聴いたわけじゃないのに、プレスリーが好きなのは、一番最初に自由の意味を教えてくれたからです。
自由とは自分をコントロールできることです。つまり良識と良心を失わずに思ったように行動できるということなのです。 そして幸福な成功とは、自由に感じて、考え、行動するプロセスそのものなのです。達成出来なかったから失敗だったというのは自由でも何でもない。それってとっても不自由な考え方、感じ方で、達成の度合いに関係なくすでに不幸せなのです。
「失恋したから悲しい、不幸だ」なんて全く狂気です。そんな人は最初からおかしくて、恋しているわけでも、愛しているわけでもない。「アンタのこと思うから、アンタもオレを思え」という単なる取引でしかない。もしそれが変でないとしたら、相手の自由、人格、都合はどうなるのって話なのです。ストーカーがどれだけ変な行動か分かるでしょう。全く不自由な世界です。恋愛する前にそんなに不自由な世界に生きておもろいか。
成功も同じで、傷つくのが怖いからトライしないなんて、そんなに不自由な世界に生きて、お前それで生きてるといえるのか。
2012年1月2日月曜日
幸福な成功を手に入れる方法

新年を迎えて決意を新たにしている人も多いことだと思います。
たいていの人は「もっと成功すること」を考えているものです。
実際、多くの男たちはそのように行動しています。
それにしても、人聞は、自分でなりたいと思う以上のものにはなれないのです。だから潜在意識が決定的な役割を果たします。
重要なことはその人の内側の力、つまり資質ではなく、外側の力・・・・どれだけよい成績を上げられるかにかかっていることです。このことがストレスの原因になります。
一度成功したからといって一生が保証されるわけではないことは多くの有名人が実証しています。
どうやら勝者になるには、レースが終わっても走り続けるのが現代人の掟のようです。
それにしても本当にそれでよいのでしょうか?
大切なのは、自分がどれだけ満足できるかではないでしょうか?
つまり成功には、見せかけだけの幸福でない成功と幸福な成功があるのです。
確かに、人よりうまくやれたときの満足感はなにものにも代え難いと思う。
しかし、問題はその後にやってくる。
他人にどれだけ評価されても、自分が満足できるとは限らないのです。
幸福な成功とは自分が満足できるものであり、その基準は自分の内側にしかないのです。
2011年12月17日土曜日
幸福な成功を実現する3つの焦点

ある人が、ある言葉を聞いたとき、その言葉に1億円出すだけの価値があると言いました。同じ言葉をある人が聞いたとき、無関心、無感動のままでした。
その言葉とは「 できるまでやれば、必ずできる。」というものです。
どうして、同じことを聞いても、観ても、人によって反応はさまざまです。
この図のように、商品サービスを支えているのは、知識・技術ですが、知識・技術にも違いがあります。その原因は価値観や考え方による影響が大で、優れた知識・技術は優れた価値観や考え方に比例しています。価値観や考え方のバックボーンには人間力といってもいい、人それぞれのあるべき姿があります。
人それぞれのあるべき姿は、人の資質の違いといってもいいものですが、仕事を通して強くしてもらいたい、応援してあげたいと思います。なぜなら資質を高めることは幸福の必須条件だからです。
なにをやるかに右往左往している時代は終わり去りました。何のために、どんな生き方をするのかひとりひとりにとって重要な時代になると予測します。みんなが一定の方法に向かって流れて行く時代は終わり、生き抜くためにけもの道を走り抜けてサバイバルする時代に突入したのです。
私にも、日本人みんなにとっても、大変厳しい時代ですが、私たちには無限の可能性があります。私たちは幸福な成功を実現する可能性があります。しかし可能性を現実にできる人と、永遠にできない人がいるのも事実です。
可能性を現実にできる人と、できない人はどこが違うのか、話したいと思います。
まず、私たちは努力すればいいというものではなく、自分たちにできることとできないことがあることを認識しておきたいと思います。
判断、選択、決断、実行というものは自分たちにできることです。決断は人間が持っている最大のエネルギーであり、選択の自由の表れです。私たちには夢を選ぶことができます。行動することを選ぶことができます。あきらめないことを選ぶことができます。それらの選択は、私たちの手の中にあります。
しかし、私たちにできないこともあります。
他人に主体性があることは、他人が判断、選択、決断、実行することなので、影響を与えることは出来ても、私たちにはできません。たとえば自然環境がその例です。
ですから、まず第一の焦点を合わす時には、自分にできることに合わすようにします。これは重要なコツです。
第二の焦点は、実現したい、達成したいというようにポジティブな面に合わすことです。自分にはできそうにない。無理だと思うと言ったネガティブな面に焦点を合わすと、できることでもできなくなります。人に2面性があることは仕方ないことですが、ネガティブな面が何かを成し遂げる勇気になることはないのです。
ですから、焦点は、自分にできること、つまり主体性が自分にあることにポジティブに取り組むことにピントを合わせます。自分に主体性がないことにポジティブに取り組んでも、自分の主体性があってもネガティブに取り組んだらうまくいくはずがありません。ピント合わせましょう。
うまくやるには、もうひとつ重要なことがあります。
最初にお話した「出来るまであきらめない」という真理です。
つまり、よくいう PLAN~DO~CHECK~ACTIONです。
それは無理だという人もいます。
出来るという人は「出来るまであきらめない」といいます。
難しい、できないという人は「うまくいかなかった」といいます。
真実の答えはこの違いにあります。
できるまであきらめない人は、うまくいかなった経験をたくさんした挙げ句、できたと話しています。
うまくいかなかった人は、うまくいかないどこかであきらめています。
この違いはなにかと考えると結局、DOと BEの問題です。TO DO 自分はなにをするかに意識がある人と、TO BE 自分は何者であるかに意識がある人の違いだと分かります。
実際には何をするか、TO DO よりも、「何者であるか」 TO BE のほうが遥かに大切なのです。
どうしてかと説明すると、人は思ったようにうまくいかない、それが実現できない場合、あきらめやすくなります。あるいは他人や環境のせいにして、投げやりになり、いい加減に生きてしまう場合もあります。DOには主体性のないことに焦点を合わせてしまう危険があるのです。
しかしどのように生きるか、どのような人間であるか はあなたが自分の意思で自由に選択して、決めることができます。これがTO BE 人間力の強さなのです。やりたいことができないからといって決して投げ出すことはないのです。投げ出すことは自分の気持ちに反するからです。
目標を達成するのが自分に生き方だと考える人は、PDCA が生き抜くための知恵になります。水や太陽、食べ物に匹敵するエネルギーになります。うまくいくまで使い続けます。
しかし、PDCA を技術と考えて、使ってみょうと考えた人は、それがうまくいかないと投げ出してしまいやってもうまくいかないと言って終わりにします。
うまくいかないという点では両者は同じ体験していますが、目標を達成するのが自分の生き方である人は困難を超えないと自分への裏切りでしかありません。自分はこんなことでへこたれる人間ではないと考えます。挫折は自分の否定なので、何としてでも克服しようとします。そこではなにをするのかという問題は論外なのです。仕事を通して自分を高めていく唯一の方法なのです。
一方、何をするかにこだわる人は、そのやり方がいいか、悪いかの評価になり、さらにうまくいくか、いかないかで判断基準になるので、うまくいかないとやめてしまい、それで終わります。毎月やりかけては、投げ出している人もいるのが現実です。モロい人は焦点のズレとルールを知らないままなのです。一刻もはやくもっと楽しい世界に連れて行きたい。
二つの取り組み方は、見た目は同じように見えますが、焦点の合わせ方に決定的な違いがあります。
「自分は何者か」に焦点を合わせた者は、「できること×ポジティブ×自分は何者」というように3つの焦点にピントを合わせて、自分に主体性のあることにポジティブな考えで、自分という人間の存在価値をかけて取り組むのです。だから「できるまでやれば必ずできる」という言葉が血のように自分の体内をかけめぐ、エネルギーになります。
超高速で変化する時代に、どちらが大事かというと、 DOより BEが大事なことは明白です。
できない人は「できないこと×ネガティブ×なにをするか」というように、すぐに挫折する要因に焦点を合わせているのが大半です。
たとえば既存のお客様を維持するコストと新規のお客様を獲得するコストでは、断然新規にかかるコストの方が上回るというのは、マーケティングではすでに明らかな事実として広く知られています。
お客様に、すべての小売り・サービス業のどこにもない満足を提供するのは生き方の問題であるか、単なるするべきことのひとつとしてサービスをするのか、その違いでお客様の数も、購買頻度も、コストも変わってきます。
お客様に安心していただけるホスピタリティというものは、価値観でも、知識でも技術でも、サービスでもありません。人に対する生き様なのです。命令によってできることではなく、ひとりひとりの価値観の前提である自分のあり方、生き方から生まれるものでしょう。
それを知り抜いた企業体では、上司・部下という従来の縦型組織を自ら破壊して、互いに研鑽し、教え合う自律的な横一線の組織体にしています。一見遠回りで合理的でないようにように見えるこのような発想は顧客と向き合う真実の瞬間から逆算すればもっとも合理的なことは自明の理です。さらに一旦メカニズムが動き出すとマジックのように強力です。
仕事の仕方は生き方から生まれ、仕事を通して生き方が確信に変わって行くのです。そこにその職場にしかない働きがい、やりがいが生まれるのです
その象徴が、PDCAであると言っても過言ではないのです。
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